データベース連携のWebシステム開発には今までPerlを使ってきました。文字コードをutf8で統一するということがあり、運用を行うレンタルサーバのPerlのバージョンが古いためスクリプトをutf8で書けないので、今回はrubyを使ってみました。
開発する過程で感じた特長をあげてみます。
- 最初からオブジェクト指向で言語設計されているため、オブジェクト指向による開発が行いやすい
- Perlに比べてすっきり書ける(basic的、pascal的制御構文)
- 不定個数引数が自然にインプリメントされている
- ブロック(イテレータ)を活用するプログラミングスタイルが根付いている
- ライブラリが充実している
- 統合開発環境RDEがあり、インテリセンスにも対応している
- メーリングリストでの情報交換が盛んで、言語設計者自身も丁寧にフォローしている(私の質問にもお返事いただけました)
気になる点もありました。
- 型チェックが甘いため、タイプミスに気がつきにくい
- 変数宣言がないのでスコープを明示できない
- データベース連携のためのライブラリDBIに関する情報が少ない
総じて使いやすい言語で、テンプレートライブラリや、データアクセスライブラリなどのライブラリ化を進めることができました。そのため細かいところまでフォローしたシステムが構築できたと思います。