パッケージとの連係とトランザクション(弥生API)

DBMSのトランザクションを使うと中途半端な状態でデータが登録されることを防げます。例えば会計システムで借方・貸方の順にデータを登録し、貸方登録時にエラーが発生したら借方の登録がキャンセルされます。

1つのデータベース・1つのシステムで完結するときはトランザクションが有効に機能します。既存パッケージと連係するようなシステムでパッケージ側のAPIがトランザクションを備えていないと対策が必要になります。

弥生販売管理ではAPIが用意されていて、例えば外部システムで作業指示書発行し、売上計上したら弥生にも同時に売上登録することができます。弥生APIにはトランザクションを直接使用する機能はないので、処理順序を工夫します。

  • 外部システムでトランザクション開始
  • 外部システムを更新
  • 弥生APIで弥生側を更新
  • 外部システムでトランザクションコミット

このような順序にすると、3での弥生側の更新段階でエラーが発生すれば2での外部システムの更新もキャンセルされますので矛盾したデータが登録されることはありません。

但し3の段階でAPIを複数回呼び出して更新しなければいけないような複雑なシナリオでは、トランザクションによって矛盾したデータの登録を防ぐことはできません。弥生APIでトランザクションをサポートしてくれるとこのような場合にも対応できるようになります。